飲食店開業に関する
よくある質問
厨房機器の費用、必要な面積、電源やシンクの要件、中古の可否まで。開業前にいただくことの多い質問を、厨房設計の実務目線でまとめました。
このページでわかること
Q&Aよくいただく6つの質問
Q厨房機器一式の費用はいくらかかりますか?
A業態と席数によりますが、20席規模で新品なら150〜300万円、中古中心なら60〜130万円が本体価格の目安です。搬入・設置費、ガス・電気・給排水の工事費、什器・内装費は別途必要になります。診断ツールで、業態ごとの内訳を確認できます。
Q厨房の面積はどれくらい必要ですか?
A一般的には延床の3分の1程度が目安とされます。ただし機器の設置寸法が収まっても、間口・柱・梁・通路幅・給排水の取り出し位置によって配置できない場合があります。最終的な可否は図面でしか判断できません。
Q三相200V(動力)の引込は必要ですか?
Aスチームコンベクションオーブン、ドアタイプの食器洗浄機、業務用IH、能力の大きい製氷機などは、三相200Vを前提とする機種が主流です。引込のない物件では数十万円規模の工事が発生することがあるため、物件契約の前に確認してください。
Qシンクは二槽と三槽のどちらが必要ですか?
A保健所検査では二槽+手洗い器が標準ですが、所轄の保健所によっては三槽シンクを指定されます。食器洗浄機を1槽として扱えるかにも地域差があるため、管轄の保健所への事前相談をおすすめします。手洗い設備と扉付き収納は、どの業態でも要件になります。
Q厨房機器は中古で揃えても大丈夫ですか?
Aシンク・作業台・吊戸棚などの造作類は中古で問題になりにくい一方、製氷機・食器洗浄機のように稼働部と水を扱う機器は、故障したときに営業が止まるリスクを踏まえて判断してください。LPGと都市ガスは器具の仕様(ノズル・調整器)が異なり、後から変更できない機種もあるため、ガス機器を中古で買う場合はガス種の指定が必須です。
Q診断結果だけで発注してよいですか?
Aいいえ。本ツールの面積判定は、機器の設置寸法を単純に合計して厨房面積と比較した参考値です。「配置可能」と出ても図面上で入らないことがあり、逆に「配置注意」でもレイアウトの工夫で収まる場合があります。金額も代表的な機種の相場に基づく概算で、実売価格ではありません。確定させるには厨房レイアウト図と設備総容量リストが必要です。
まとめこの記事の要点
- 厨房機器一式は20席規模で新品150〜300万円、中古中心なら60〜130万円(本体価格のみ)。工事費と内装費は別途。
- 厨房面積は延床の3分の1が目安。ただし寸法が収まっても、間口・柱・梁・給排水の位置で配置できないことがある。
- 三相200Vとシンクの槽数は、物件契約と着工の前に確認する。あとから変えると費用が跳ね上がる。
- 中古は造作類なら問題になりにくい。稼働部と水を扱う機器は、止まったときの損失で判断する。
- 診断結果は参考値。確定させるには厨房レイアウト図と設備総容量リストが必要。
ここに挙げた6つは、実際に相談を受けるなかで繰り返し聞かれてきた質問です。共通しているのは、どれも「物件を決める前」に答えを持っておきたいものだということ。契約してからでは選べる範囲が一気に狭くなります。
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本ページの内容は一般的な目安であり、最終的な判断は所轄の保健所・消防署にご確認ください。